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「100歳までの読書術」津野海太郎(晶文社,2015)

宍道@曽田文庫です.
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本来「術」とか「方法」の付く本は読みません。

著者は「自分ができた?」から、
でも謳い文句に釣られて読んで真似て
「できないじゃないか?」と文句を言っても
「あなたのやり方が悪い」風な答えになる、
一種の「インチキ」本が多いからです。

津野さんとは10数年前
「本の学校大山緑陰シンポジウム」
で同席したものの、
不遜なタコ坊主風貌には2度と会いたくない人です。

でも「花森安治伝」や「坪内逍遥伝」など
素晴らしい作家であり、本書も負けていません。
それは「一冊の本にまごまごこだわるのをやめる」
「大量の本、時には映画や音楽まで、やたらに
手を広げる」という一節です。
「読み出したら最後まで読まなければいけない」という「変な義務感」を捨てること、
という私の持論と同じと思います。
直木賞作家本はその内容よりも、作者がタレントで有名だから、みんなが読んでいるから
「読む」という考えのバカバカしさを教えてくれる一冊です。

 ちなみに「花森安治伝」も曽田文庫にあります.是非手に取って下さい。
「面白くなかったら」中途でやめたら良いですから、それだって十分な読書です。

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