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ママがやった/井上荒野

井上荒野(いのうえあれの)「ママがやった」(文藝春秋,2016)
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 「ものかき」のいわば2世が作家や、
評論家になる例は日本でも少なくない。
古くは森茉莉(森鴎外)、幸田露伴(幸田文)、
津島佑子、太田治子(太宰治)。
近年では何と言っても吉本ばなな(吉本隆明)、
阿川佐和子(阿川弘之)と思っていたら、
この井上荒野は昭和年代に社会派小説として
「団塊世代前」人間がのめり込んだ井上光晴の
娘であり、名前も実名であるとは彼女が
イタリアを訪ねるNHKの旅番組で分かった。
だが何より偶然とはいえ、その後すぐ "南田町のアルトス書店" でこの小説と出会ったのが不思議であった。

 日本では一般的に「知られてない」作家は読まれない傾向ですが、
これは「当たり」です!
「赤木圭一郎の死」時代前後の話であり、メールもインターネットも
登場しませんが、「ばなな」世代にも目新しいのではないでしょうか?!


                       曽田文庫応援団 宍道

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